信頼と期待に応えるために

国立大学病院看護部長会議 会長 東京大学医学部附属病院 看護部長院長

国立大学病院看護部長会議 会長
東京大学医学部附属病院 看護部長

国立大学病院は全国に42大学44病院あり、特定機能病院として高度な医療を提供するとともに、各地の中核的医療機関として地域医療に貢献しています。さらに教育機関として医師や看護師をはじめとする医療人の育成についても大きな役割を担っています。国立大学病院の看護部ではこれらの役割を全うすべく、高度な医療に対応した看護を提供すると同時に、将来の看護を担い発展させていくことのできる人材の育成に取り組んでいます。

国立大学病院看護部長会議は、各病院の看護部長が国立大学病院の医療・看護に関わる諸問題を協議し、相互の理解を深めるとともに、方向性を一つにしてわが国の医療・看護の進歩発展に寄与することを目的に設置され、活動を行っております。

平成24年3月に国立大学附属病院長会議から「国立大学附属病院の今後のあるべき姿を求めて~その課題と展望~」が発表され、近年の社会情勢や医療構造の変化を考慮した今後の方向性が示されました。これを受け、当会議においても、看護の立場から果たすべき役割を見失わずに社会に貢献していくため「国立大学附属病院の今後のあるべき姿を求めて~その課題と展望~(看護部編)(PDF:6.4MB)」を検討し、平成26年12月に発表いたしました。

この内容が多くの方々の理解や信頼が得られる契機となることを願い、さらに、関係の方々とともに建設的に行動計画を立案し実行することによって、看護の対象となる方々や看護職・医療職への直接の還元にとどまらず、広く社会への貢献となることを願っております。

国立大学病院の診療と看護、人材育成そして研究開発に、皆様からの信頼と期待をもって頂けるよう努力して参ります。