大学病院は先進的な医療を提供するとともに、地域医療の最後の砦でもあります。国立大学病院看護部では、患者さんに提供する看護の質を向上させるとともに、看護職員の質・量とも充実させるべく取り組みを続けています。
大学病院は先進的な医療を提供するとともに、地域医療の最後の砦でもあります。国立大学病院看護部では、患者さんに提供する看護の質を向上させるとともに、看護職員の質・量とも充実させるべく取り組みを続けています。
(2021年度 42国立大学病院中)
高度急性期を含む様々な医療に対応するため、働きやすい環境を整えてきた結果、離職率は全国平均より低く推移しています。
全国平均は日本看護協会「病院看護実態調査」より
国立大学病院は医療人を育成する役割もあります。
新卒看護職員(全国で約50,000人)を毎年3,000人前後一定数受け入れ、充実した教育プログラムを用いて育成しています。職場への適応にも十分に配慮した受け入れ体制を取っており、新卒看護師の離職率は全国平均が上昇しましたが、国立大学病院は全国平均よりも低く推移しています。
全国平均は日本看護協会「病院看護実態調査」より
大学病院の看護職員には高度な知識、技術、判断が求められる場面も少なくありません。
国立大学病院看護部では、看護職員の質の充実にも努めており、特に専門看護師は、年々、増加しています。また、特定行為研修修了者も増加しており、21区分の研修修了延べ人数は2010名となりました。
(2023年度 42国立大学病院中)
※認定看護師教育課程(B課程)含めず
関連データ提供 : 国立大学附属病院長会議データベース管理委員会
急性期のみならず、高度な医療を受けた後の療養生活も支えていくため、各大学で様々な看護専門外来を開設しています。グラフで示した以外にも、尿失禁対応外来、摂食嚥下外来、デバイス外来、高齢初産婦指導外来、VAD(補助人工心臓)外来、がんゲノム医療外来等を開設している大学もあります。